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【子育て世代必見】固定費という「シロアリ」を今すぐ退治!スマホの乗り換えだけで年7万円浮いた実例

前回の記事(あなたの家計は今どのタイプ?家計簿なしでできる『間取り図』5分診断)では、あなたの家計が今どんな状態にあるか、タイプA・B・Cで診断していただきました。

診断結果がA・B・Cのどれであっても、次にやることの土台は同じです。それは、家に静かに住み着いている「シロアリ」を退治すること。ここでいうシロアリとは、毎月ほぼ同じ金額が勝手に出ていく固定費のことです。

見た目は立派な家でも、柱がシロアリに食われていれば、いつか強い風で崩れてしまいます。逆に言えば、このシロアリを一度しっかり退治してしまえば、その効果は毎月ずっと続きます。一度きりの頑張りで、ずっと続く安心が手に入る。固定費の見直しが、資産形成の土台の中でも特に効果が大きいと言われる理由です。

目次

まずは、家全体のシロアリ地図を見てみよう

固定費といっても、家の中には見直せる場所がいくつもあります。ざっと並べると、住居費、保険、通信費、車、光熱費、サブスク、習い事といったところでしょうか。

このうち、住居費と保険は、家の中でも特に大きな2匹のシロアリです。ただ、この2つには共通点があります。どちらも「今日すぐには動けない」ということです。住居費であれば住み替えやローンの借り換えを検討する必要があり、保険であれば必要な保障額を考え、複数社を比較し、新しい契約が成立してから古い契約を解約する、という数週間単位の作業が必要になります。中途半端に扱うと、「なんだか不安なことを言われた」という感覚だけが残ってしまうので、この2つは今日は扱わず、それぞれ別の記事でじっくりお伝えします。

なお、保険とひとくくりに言っても、実は大きく2種類あります。ひとつは、僕たち自身の命や健康に関わる生命保険・医療保険。もうひとつは、家や車といったモノ、あるいは事故に備える損害保険(火災保険・地震保険・自動車保険など)です。前者については、僕自身の過去の経験も含めてお話ししたいことがあるので、そちらを先にお届けします。後者は、住居費の話と絡めて、別の記事でまとめてご紹介する予定です。

今日退治するのは、それ以外の場所に潜むシロアリです。特に効果が大きいのが通信費、その次にサブスク、そして車・光熱費・習い事です。この順番で見ていきましょう。

スマホの乗り換えだけで、年7万円浮いた話

今日お伝えする3つの中で、一番効果が大きかったのが、この通信費でした。すぐに結果が出て、しかも一度やれば元に戻らない。固定費の見直しの中でも、最初に手をつける価値が一番高い項目だと思います。

僕は以前、ソフトバンクの通常プランを使っていましたが、MNP(番号を変えずに他社へ乗り換える手続き)を使って、ドコモのahamoに切り替えました(2026年7月時点、ahamoは30GBで月2,970円)。手続きはすべてスマホ一台で完結し、かかった時間は30分ほど。それだけで毎月の請求額が6,000円下がり、年間で7万円以上の節約になりました。

ここで大事なのは、「同じキャリアの中で安いプランに変える」だけではなく、「キャリアそのものを変える」という選択肢も持っておくことです。長年同じ会社を使っていると、なんとなく変えるのが面倒に感じるかもしれませんが、実際にやってみると想像以上にあっさり終わります。

乗り換えの、だいたいの流れ

実際に僕がやった手順をざっくりまとめると、こんな感じです。

  1. 今の請求額と使っているデータ量を確認する(マイページや請求書アプリで見られます)
  2. 家族割やセット割を組んでいないか確認する(乗り換えると外れる家族の料金が上がる可能性があるため)
  3. 今使っている端末がそのまま使えるか確認する(乗り換え先のサイトに「対応端末」の一覧があります。端末代を買い直さずに済むかどうかで、節約額が大きく変わります)
  4. 乗り換え先の候補を2〜3社ほど並べて比較する
  5. 乗り換え先のサイトやアプリで申し込む(本人確認書類が必要。今はMNP予約番号なしで申し込めるワンストップ方式が主流ですが、対象外の組み合わせもあるので、その場合は先に今の会社で予約番号を取得します)
  6. 回線が切り替わったら完了。前の契約は自動的に解約されるので、念のため翌月の請求が止まっているかだけ確認しておきましょう

ただ、乗り換え前に確認しておきたい注意点もいくつかあります。家族割やインターネット回線とのセット割を組んでいる場合、自分だけ抜けると、残った家族の料金がむしろ上がってしまうことがあります。自分の請求は下がったのに、家族全体で見るとそれほど減らなかった、というケースも実際にあるので、乗り換え前に家族分の契約もまとめて確認しておくことをおすすめします。また、格安プランに切り替えるとキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が使えなくなること、オンライン専用プランでは店舗でのサポートが受けられない、または有料になる場合があることも、事前に知っておくと安心です。

通信の質については、実際に僕自身が半年以上ahamoを使っていますが、普段の生活で困るような場面には遭遇していません。まずは今使っている料金プランと、格安な選択肢を並べて比べてみるところから始めてみてください。

サブスクは、全部やめるのではなく「仕分け」をする

サブスクについては、やみくもに全部解約する必要はありません。大事なのは「仕分け」です。趣味に関わるもの、たとえば好きなアーティストのファンクラブのようなものは、生活を豊かにしてくれる大切な支出なので、無理に削る必要はないと僕は思っています。一方で見直すべきなのは、今使っていないアプリの月額課金や、なんとなく続けているスマホゲームへの毎月の支払いです。

そもそも、自分が何を契約しているか把握できていない、という方も多いと思います。洗い出すなら、まずはスマホの設定画面から。iPhoneであれば設定アプリの「サブスクリプション」の欄、Androidであればストアアプリの「定期購入」の欄を見るのが一番早い方法です。ここに出てこないものは、クレジットカードの明細から「毎月同じ金額」で引かれているものを探すと見つかります。前回紹介したマネーフォワードMEを連携させておくと、この洗い出し作業もかなり楽になります。

実はこの記事を書いている最中に、僕自身、しばらく起動していないスマホゲームの「広告削除」の課金を続けていたことを思い出し、その場で解約しました。固定費というのは、こうして本人も気づかないうちに積み重なっていくものなんだな、と改めて実感した出来事でした。

車・光熱費・習い事にも、シロアリは潜んでいる

車関連費:我が家が「所有しない」を選んだ理由

自動車保険以外にも、車検代、自動車税、駐車場代といった維持費は、地味に家計を圧迫する固定費です。もし平日はほとんど車を使わない、という方であれば、車自体を見直すという選択肢もあります。コンパクトカーへの乗り換え、カーシェアへの移行、そもそも所有しないという選択まで、幅は意外と広いです。

我が家も平日はまったく車を運転しないうえ、住んでいる場所の駐車場代が高いこともあり、車は所有せずレンタカーで済ませています。カーシェアも検討したことがありますが、子どもがいる家庭だとチャイルドシートが用意されていないことが多く、結局レンタカーに落ち着きました。もちろん買ってしまうという手段もありますが、置いておくスペースの問題もあり、今のところは所有しない選択を続けています。

もちろん、車を持たない、あるいはカーシェアやレンタカーで済ませるという選択が、どの家庭にも当てはまるわけではありません。実は僕の実家がそうだったのですが、公共交通機関が少なく、通勤や通院、買い物のすべてに車が欠かせない地域では、一人1台が当たり前で、車は「贅沢品」ではなく生活必需品です。そういった地域では、車を減らす、あるいは持たないという選択肢自体が現実的ではありませんし、無理にそれを目指す必要もありません。

大事なのは「車を持たないこと」がゴールではなく、「今の自分の生活に、今の台数・今のグレードが本当に必要か」を一度考えてみることです。都市部で一人1台を維持していて、実はほとんど乗っていない、という場合もあれば、地方で家族2台がフル稼働している、という場合もあります。判断の目安として、次のような視点で一度考えてみてください。

  • 平日に車を運転する日が、月に何日あるか
  • 今の駐車場代は、レンタカーやカーシェアを月に何回使う分に相当するか
  • 子どもの年齢によって、チャイルドシートの用意が必要かどうか
  • 荷物の多い買い物や送迎の頻度が、どのくらいあるか

もし今の生活に車が欠かせない、という方は、この4つの視点はあまり当てはまらないかもしれません。その場合は、この後にご紹介するガソリン代の見直しを中心に見ていただければと思います。

なお、自動車保険そのものについては、今日は踏み込みません。火災保険や地震保険といった、モノや事故に備える「損害保険」の一種なので、これらはまとめて別の記事でじっくり扱う予定です。

残りは、余力があるときのチェックリストとして

以下は、今日すぐに手をつける必要はありませんが、時間ができたときに目を通していただきたい項目です。

  • ガソリン代:給油アプリで近隣の安いスタンドを探す。ハイオク指定がなければレギュラーへ切り替える。
  • 電気・ガス:自由化されているため、切り替えるだけで年間数千円〜数万円変わることがあります。ただし、市場価格に応じて単価が動くタイプのプランや、解約時に費用がかかる契約もあるので、申し込む前に料金の決まり方と解約条件を確認してください。契約アンペア(一度に使える電気の量の上限で、大きいほど基本料金が高くなる仕組み)も、使用量が少なければ下げられる場合があります。ただし、地域や電力会社によっては、そもそもアンペアで基本料金が決まらない仕組みのところもあります。ちなみに僕自身はここは特に手を加えていない部分なので、あくまで参考として。
  • ジム・習い事:会費や月謝が、実際の使用頻度と見合っているか確認する。これは僕自身の失敗談ですが、以前スポーツクラブに入会して、結局1年半、一度も通わずに月謝だけを払い続けていたことがあります。今思い出しても、本当にもったいなかったです。
  • 新聞・雑誌の定期購読:紙で読む時間が減っている場合、契約内容を見直す価値があります。

「いつか使うはず」「いつか行くはず」——固定費が居座り続けるのは、たいていこの気持ちの中です。

まとめ:今日からできる3つのシロアリ退治

今日お伝えした内容の中でも、まず優先すべきことはシンプルです。今使っているスマホの料金プランと、他社の格安プランを比べてみる。契約しているサブスクを一覧にして、本当に必要なものかどうかを一つずつ仕分けする。そして、車や光熱費、習い事のチェックリストに、心当たりのある項目がないか一度目を通してみる。この3つで、すぐ手が届く範囲のシロアリは、かなり退治できます。

そして一つだけ、心に留めておいてほしいことがあります。せっかく浮いたお金も、そのまま生活費の中に紛れ込んでしまうと、いつの間にか使い切ってしまいます。浮いた分は、使う前に貯まる場所へ移してしまう。

これでステップ1「土台(貯める)」の準備は、ほぼ整いました。次回は、この土台を完成させる最後の一手、「先取り貯金の自動化」についてお届けします。

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